鍼灸の鍼とは
鍼治療は、中国で発明された長い歴史を持つ伝統医学の一つです。日本には奈良時代に持ち込まれ、江戸時代に 一般に普及したと言われております。また、中国鍼のように太い鍼の方が効果があるとされていますがその反面強い痛みを伴いやすいといわれておりますので日本の鍼灸では非常に細い鍼を用います。 数年前までは鍼灸などの東洋医学は化学的に証明されておりませんでしたが、現在では鍼灸もWHOから効果が認められている療法となっています。
刺さないで接触
一般的な日本の鍼治療では 0,12mmから0,25mmくらいの極めて細いステンレス製の鍼を合成樹脂製の筒を用いて施術しますので痛みもほとんどありません。また当院では 鍼を刺さずに皮膚に接触させるだけの小児はりも施しております。皮膚を介して身体に伝わる刺激を応用し、身体の免疫反応や自律神経を調整するものです。この皮膚に接触させるだけの小児はりは心地よくお子様にも施 術可能です 。 またこの接触させる鍼におきましても使い捨てですのでご安心して施術をお受け頂けます。
鍼の効果
自律神経のバランスを整える
自律神経は、胃腸・内臓の働きや血圧のコントロールに 関与しているため、自律神経のバランスを整えることで胃腸の働きや血圧の安定・回復が期待できます。更に、寝つきが良くなる、熟睡できるなど、眠りの質の向上も期待できます。自律神経のバランスを整え、交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズになるように鍼でアプローチします 。
痛みの緩和とリラックス効果
鍼の刺激によって様々な鎮痛に関連する物資が産生されます。痛みを抑える鎮痛物質と痛みを伝える神経の働きをブロックすることで痛みを緩和、鎮痛する事が期待できます。また、ストレスや緊張を緩和させる 経穴(ツボ )を刺激する事で、自律神経のバランスを整え 副交感神経の働きが交感神経よりも優位になり、リラックスした状態に導かれます。
免疫力と代謝の改善
鍼の刺激によって血液・リンパ液の流れが良くなると、新陳代謝の活性化が期待できます。本来、人間の身体に備わっている自然治癒力や免疫力が高まり、不調の改善や病気になりにくい身体作りに役立ちます。
また、滞っている老廃物を排出したり、筋肉の緊張を緩和したりする事で、首・肩のこりなどが原因で起こる頭痛などを和らげる効果が期待できます 。
当院の鍼のよくあるご質問
基本痛くありません。無痛の時もあれば、つまようじで皮膚を軽くつついているようなチクッと感じる時も極稀にあるという感じです。
鍼はクセにはなりません。鍼は治すためのもので、基本困っている症状のある場合は終わりのある施術を目指します。良くなれば施術から卒業して頂きます。
勿論、大丈夫です。健康管理などの日常の身体のケアーとして鍼灸施術を受けられている方も多くいらっしゃいます。
申し訳ございませんが使えません。なぜならば保険施術には決められた範囲の施術以外出来ず患者様にとってよいと考えられる施術も制限されてしまうからです。
勿論、使い捨てです。その他シャーレー等も使い捨てですので衛生面も安心してご来院してください。
他のよくあるご質問は各ページでご紹介しております。